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alea jacta est

February 18, 2007

インダストリア

2回目。

プレイ感

とにかく、タイルやボード上のドイツ語に気持ちを込められないというのがマイナス。ゲームにはそこまで大きな支障はないので遊べてしまうわけだが。

「シュタイン」「アイゼン」「ケラミーク」という抽象的な何かに対して「1」「ここは3で」という、1単位の価値のでかい必死の競りをやってるとガチにならざるを得ない。

この様子をメタ視点で「…アホだなおれたち」とおもしろがれると、かなり評価も上がる気がする。

幅広い人に遊んで貰うなら、完全日本語化、というか、産物をアイコン化して見やすくしたほうがいい。しかし、そういうことをするとさらにタイルが見づらくなってしまうのかも知れない。

ゲームの構成

  • 5ステージ(エポック)で構成。
  • 1エポックで12枚のタイルを競る。
  • 1エポックの競りは、人数によって4回か3回かのラウンドに分けられる。
  • 1ラウンドの中に、競りフェーズと建設フェーズがある。基本的に、買ったものはそのエポック内に建設したほうがよい。

競りシステム

プレイアビリティの微妙さはさておいても、特筆すべきは「一巡の競り」を捻った変梃な競りシステム。

競りの落札額は競り主に行く仕組み。競り主がオークション品を選んで左隣からビッドスタート、最後に回ってきた競り主に決定権がある。と、大筋は普通。

この仕組みでは「モダンアート」が有名。モダンアートのワンスアラウンドの競りでは、最後の競り主に回ってきたときの決定権というのは以下の二択:

  • (A)競り主がそれまでの最大ビッド額プレイヤーに品物を渡して、金を貰う(売買成立)
  • (B)競り主が自腹で銀行に最大金額を払って(それまでのビッド額+1)、品物を自分のものにする

で、競り主の権利が手番として次に移動する。

しかしこのゲームでは:

  • (A)売買成立(同上)。ただし、競り主は移動せず、次の競りを続行。
  • (B)競り主が無料で出品した品物を取ってよい。ただし競り主が移動。

競り主の権利そのものがゲームの対象になっている。提示した品物に対して全員がパスした場合、競り主は強制的に(B)の行動をとらされる。空気読んでない出品をすると、あっさり競り主の権利が動いてしまうわけだ。

このゲームでは、収入源のほとんどが競りの売却益なので、競り主の権利が意に反して移動してしまうのはものすごく痛い。

結果として、一巡の競りなのに、競り主がえらいこと緊張する。

「モダンアート」「メディチ」なんかである、自分のところに競り主の権利が回ってきたときの爽快感が薄い。競り主は後ろ向きに必死になる感じ。それだけに、うまく人に高く買わせて、最後に自分がほしいタイルを取れたときの達成感はひとしお、ではあるけれど。

基本的な戦術

競り主が出品できるタイルは、最大4枚(4P時)。シカトされると競り主の権利が移動してしまうので、極力、他プレイヤーに魅力の高いものから競りにかけることになる。自分がほしいものは最後に残す感じ。


プレイの展開

最初のステージ(第1エポック)のファーストプレイヤーに金が集中した。タイルが12枚しかないので、各エポックでは3回の競りラウンド=順当に競り主が売り抜ければ、4番手は競り主になる機会すらない。なので序盤は本当に金がない。

なんとか後半他プレイヤーも盛り返したが、金を取ったファーストプレイヤーが技術二つを押さえてしまった。技術を押さえられ、他プレイヤーは敢えて技術を取りに行くモチベーションがあまりあがらない…というスパイラルが発生。

ここは場の面子にも、競り主を富ませすぎないよう、空気読むプレイが要求されるのだと思う。

考えどころ:金の使い方が難しい

競りゲームなので当たり前だけど。

オークションと建設が連続する、そして建設にある程度のタイムリミットがあるというのがミソ。エポック内に建設をすませてしまわないといけないが、建設に金を使ってしまうとオークションに参加できない。

次やるときは

(やるよ、やりますよ、やればいいんでしょう)

技術・ボーナス・建造物のバランスを取ってものを買って、建設で手金がショートしないよう注意したい。工場2つとか買ってしまうと、それを建てるのに2ラウンド使うから、よほど金に余裕がないかぎり、最後のオークションに参加できなくなる。1-1-1ずつ買っていれば、最後にまとめてドンと建設、ということができるから建設費は後回しにできる。